ルワンダの涙 [DVD]

2009年10月21日 映画
ホテルルワンダを見てから、こっちを見ました。

1994年にアフリカのルワンダで実際に起こった大虐殺の実話。
多数派のフツ族が少数派のツチ族を約100万人殺害したと言われている。殺害方法はとても残酷で、主にナタを使い、切り殺した。
この映画の製作スタッフには、実際にこの虐殺事件を体験し、生き延びた方がたがさんいるのが特徴で、その映像は実にリアルで胸がとても痛んだ。

1994年なんてほんとに最近のことだ。何も考えずにコムロファミリーにはまりのん気に暮らしていた私、目の前で何人もの家族や友人をナタで殺され、死ぬか生きるかの思いで暮らすルワンダの人々。

色々調べていたら、昔はツチ族がフツ族を虐殺していた時代があったとかなかったとか・・・。
え・・・。

なにはともあれ、あれだ。
戦争なんてやめようじゃいか。大人の事情があるのはわかる。でも絶対にダメだろそれは。この世の中から戦争が消えるにはどうしたらいいのだろう・・
なにかできることはないのか。


【印象に残ったセリフ】
登場人物の一人の西洋人カメラマンの一人の台詞です。

「前に、見た虐殺の現場では自分の母親を重ね、涙が出た。
なのに、ここでは涙が出ない。なぜって?
ここで亡くなっている人々はただのアフリカの人の死体だから。」


すごく奥深いセリフで、しばらく考え込んでしまいました。
確かに・・・と思ってしまった。人間は恐ろしい。

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